heteml&ValueDomainでのサーバ設定メモ
2012.2.19
今までDNSの設定自体の知識がとても曖昧で、かなりアバウトでやって来ていたため、Webサーバやメールサーバを移行したい時に非常に面倒な事になってしまっていました。これではまずいと思ったので、調べた事をメモしておきます。
環境例
- サーバ業者はheteml
- ドメイン業者はValueDomain
どういう設定にするか
この記事は自分の例をメモしているので、ここでは以下のような内容とします。
- ネームサーバはValueDomain提供のものを使用する
- DNSレコードで各種設定を行う
- www.example.comでも、example.com(サブドメイン無し)でもアクセス出来るようにする
- WebサーバおよびメールサーバをIP指定にしておく事で、サーバの移行にIPアドレスを変えるだけで済むようにしておきたい
- メールのPOP・SMTP設定時のアドレスを「mailXX.heteml.jp」ではなく、「mail.example.com」となるように設定する
- ※これらの設定はheteml非推奨です。実行は自己責任でお願いします。
ネームサーバはValueDomain提供のものを使用する
バリュードメインのネームサーバー変更→example.comを選択し、以下のように設定します。
- ValueDomain独自のネームサーバ(国内)を選択
- すると「ns1.value-domain.com」〜「ns4.value-domain.com」の値が入ると思うのでそのままにして変更をクリックします。
DNSレコードで各種設定を行う
バリュードメインのDNSレコード/URL転送の変更→example.comを選択し、以下のように設定します。
a @ hetemlのサーバIPアドレス
cname www example.com
mx mail.example.com. 10
a mail hetemlのメールサーバIPアドレス
- hetemlのサーバIPアドレスは、hetemlのログインし、アカウント情報の中のFTPアカウント情報の欄に書かれたサーバーIPアドレスを入力します。
- hetemlのメールサーバIPアドレスは、ドメイン・メール設定→example.com→メールアドレス設定に「mailXX.heteml.jp」というサーバ名が記載されているので、これを「nslookup」に入力→照会すると出てくるIPアドレスを入力します。
www.example.comでも、example.com(サブドメイン無し)でもアクセス出来るようにする
これは上記DNS記述の以下の部分に当たります。
a @ hetemlのサーバIPアドレス
cname www example.com
WebサーバおよびメールサーバをIP指定にしておく事で、サーバの移行にIPアドレスを変えるだけで済むようにしておきたい
これは上記DNS記述の「hetemlのサーバIPアドレス」「hetemlのメールサーバIPアドレス」に当たります。
サーバを移行・変更するような時も、ここのIPアドレスを新しいサーバのIPアドレスに変更すれば設定が変更されます。(多分w)
メールのPOP・SMTP設定時のアドレスを「mailXX.heteml.jp」ではなく、「mail.example.com」となるように設定する
ここではメールソフトの設定は省略しますが、 普通にhetemlのメール設定時に「mailXX.heteml.jp」と記載する箇所を「mail.example.com」と変更するだけです。
その他は一般的なメール設定と同じです。
もちろん、事前にhetemlのドメイン・メール設定→example.com→メールアドレス設定からメールを追加しておいてくださいね。
上記の設定で、私の環境ではメールの送受信および各URLへのアクセスを確認できました。
最初にも記載しましたが、これらの設定はheteml非推奨の設定ですので、実行は各自の責任でお願いします。