2018.11.26
私は趣味でYouTube上でゲーム実況配信をしているのですが、それを見に来る子どもたちの中には、プロゲーマーになりたいと言う子がたくさんいます。
私たちの頃はファミコン(ファミリーコンピューター)が全盛期でしたが、プロゲーマーなんて言葉は全くなく、想像もしませんでした。ですから今の子どもたちにとって、プロゲーマーへの道が多少でも開かれている以上、そういう職業に就きたいと言う子どもがいることも仕方がないのかもしれません。
しかし個人的には、プロゲーマーは非常に狭き門であり、なれる確率が低いものなので、自分の子供にはまっとうな職業についてほしいと、自分のわがままかもしれませんが、そんな願いがあったりします^_^;
そこで、ゲームの詳しくない親御さんのためにプロゲーマーになりたいという子どもへ向けて、プロゲーマーをあきらめるための理由を思いつく限り書いてみました。この中から自分の中で納得のいく理由をうまく使って説明してみてはいかがでしょうか。
世の中にゲームはたくさんあります。子供の好きなゲームに対して多額の賞金をかけた大会が開かれていますでしょうか?
ゲーム大会が開かれると言う事は、一定の参加人数、ゲーム自体の人気度があるわけですが、子供のやりたいゲームと、お金の稼げるゲームは違うと言う事は多々あると思います。
お金を稼ぐことのできるゲームは○○だけど、このゲームをやり続けることができるの?と問いかけてみてはいかがでしょうか。
私も子供の頃からゲームをたくさんしていましたのでわかりますが、当時大人気だった格闘ゲームも、新シリーズがでたり、ジャンル自体が廃れてしまったりするため、1つのゲームを何十年も行うわけではありません。
むしろ2〜3年で絶頂期は終わってしまうと考えても良いでしょう。子供に対して、せっかく上手くなったゲームも、新しく稼ぐことができるゲームが生まれた時に、そちらのゲームに移れるの?と聞いてみると良いかもしれません。
子供は得てして現在の状況しか見ることができません。時代の移り変わりといいますか、長い人生の中で何度も何度も稼げるゲームが変わっていくことに対して、ついていけるかということを確認してみると良いでしょう。
2018年現在、日本ではゲーム大会市場は海外と比べてあまり盛り上がっていません。特に、賞金が絡むようなゲームは数えるほどしかないでしょう。
それに比べて海外では、日本と比べてたくさん、そして大金の絡むゲーム大会があります。ゲームで稼ぐと言う事は、当面の間、海外に行くことが多くなると思われます。
プロゲーマーと言う理由にかこつけて、英語を学ばせるのはいかがでしょうか。英語が使えないと向こうで困るよね。ゲームの腕だけあっても、契約交渉ができなければ、ダメでしょう。だからゲームと一緒に英語も勉強しよう。
と言ってみてはいかがでしょうか。ゲームは好きだけど勉強が嫌いと言うことでプロゲーマーを諦めてくれるかもしれません。(ただし、個人的にはそれらを抜きにしても英語はできたほうが便利だとおもっています)
どこかで、「商いは、飽きない」と言う言葉を見たことがあります。
確かにそうだなと思えることがあるでしょう。仕事としてやっていく以上、何十年も同じ事をしなければいけないのですから、飽きるようなものでは仕事になりません。ですから、「飽きさせる」ことが重要です。
これは少し期間のいるやり方ですが、そのゲームの報告を毎日必ず行わせると効果的です。
最初は喜ぶでしょうが、子供は義務的なものに飽きる傾向があるからです。「ゲームは自由だから面白い、義務になってしまったら面白くない」ということを気づかせましょう。
何点か書いてみましたがいかがでしょうか。誤解のないように補足しておくと、私はプロゲーマーを批判するわけではありません。例えば私たちの世代で言うと梅原大吾さんと言うプロゲーマーがいますが、そんな梅原さんには尊敬さえ感じます。
梅原さんの話を聞くとよくわかりますが、ゲームと言う物を、そして腕を上げると言うこと(前に進む事)を非常にしっかり理解しています。まさに「飽きない」を実践しているように思います。
その結果、梅原さんは日本でプロゲーマーとして生計を立てています。皆さんのお子様は、いかがでしょうか。大半が自由に遊べるゲームに対して「楽しい、面白い」と思っているだけでそれを仕事にすると言う認識はないと思います。
ゲームは、趣味で楽しむ程度が面白いのです。
私は、プロゲーマーになってほしくない大人の理屈なら理解できますが、ゲーム自体をやらせたくないと言う大人の感覚はさすがに強引な気がします。ゲームは許容する。でもバランスをとって、ゲームを趣味として楽しくやると言う認識を理解してもらうように努力する方が、個人的には筋も通っているし、子供を納得するのではないかと思います。
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